帯揚げをきれいに納める
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帯揚げをきれいに納める為の場所を作ります。
枕の紐や着物を着たときの胸紐などを
帯(帯板)ときもの胸部分の下方奥深くに押し込んで納めます。
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帯揚げ上端を引っ張りながら25cm余りを戻して端を帯揚げの上辺へ当てます。
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帯揚げの上端をしっかり前の方に引きながら余りの戻した部分を巻き込んで落ちないように端を使って挟み込みます。
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下の端も上辺同様に巾の中心に向かって帯揚げの両脇からくるくると2.5cm程度の幅になるまで帯揚げの生地端を隠すように巻いていきます。
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たるみ等は気にせずに端から包み込むように巻いていく中へ帯揚げ側面を納めてしまいます。
(帯揚げが帯枕にかかっている部分から前方へ引っ張るようにすると巻きやすいです)
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ふっくらとした巾2.5cmほどの棒状になっている状態で
この形を作り終わった側は、その状態を保つためにいったん帯の上辺に挟み込むかクリップで留めて
おいて反対側も同じように棒状にします。
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どちらが上でもいいので身体から近い場所で交差させます。
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下へ出た方をU字になるよう元来た方向へ折り戻してから、
帯(帯板)ときものとの間側奥深くに しっかり入れ込みます。
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上に残っている方を“まっすぐ”下へおろして、浮いて取れないように
しっかりと、やはり帯(帯板)ときものとの間側奥深くに入れます。
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中心部分や脇のシワを取って仕上げをきれいにします。
☆ 絞りの帯揚げの場合 ☆
折り戻すのは絞り柄のない生地端部分のみを中に巻き込むとふくらみ過ぎずに納まります。
振袖などに使う絞りの帯揚げで厚みがあるものは無理に結ばず、帯の内側へ帯揚げの端を挟み込むだけでもOKです。
ひと結びする場合はNo.1の帯のポケットをしっかり開けておくと納まりやすくなります。